国際交流員の紹介

汪 然  (オウ ゼン) 中国出身

汪 然  (オウ ゼン)

WANG Ran

【経歴】

  • 中国内蒙古(内モンゴル)自治区烏蘭浩特(ウランホト)市出身
  • 1999.09-2003.07 内モンゴル大学外国語学院日本語科 日本語学士課程修了
  • 2003.09-2006.07 大連外国語大学大学院 日本言語文学修士課程終了
  • 2006.07-2010.07 江蘇科技大学外国語学院 講師
  • 2010.09-2014.07  北京大学 外国語学院日本語科 日本言語文学博士課程修了
  • 2012.09-2014.03  日本文部省奨学金 法政大学 特別研究員
  • 2014.09-      南京林業大学外国語学院 講師
  • 2017年4月より 石川県国際交流協会勤務

初めまして。中国の国際交流員の汪然(オウ ゼン)です。

中国の内モンゴル出身で、この度は元勤務地の江蘇省南京市から参りました。南京の桜の花の絶好期は三月中旬でしたが、忙しかったので落ち着いて楽しむことができなく、残念でたまりませんでした。四月に入って、晴れた天気がより多くなりましたが、見渡すかぎりはどこまでも広がる新緑ばかりで、何気なく「人間四月芳菲盡き」(四月になって世の中のかぐわしき花は散ってしまった)という詩句をしみじみと感じていました。

このような気持ちで桜の花が満開している日本に訪れましたら、気分が一新しました。今度は、「長く恨む春の歸るを覓むる處無きを、知らず轉じて此の中に入り來きたりしを」(春が行ってしまったことを恨めしく思っていたのにこんなところに来ていたとは知らなかった)という気持ちになりました。

一衣帯水の隣国である日本のおかげで、今年は例年に比べてより長い春を過ごしました。そして、子供のころ習った詩句を初めて完全に味わえました。ラッキーです!金沢に来てきっと人生の経験も一層整えると信じております。

中国は広い国です。中国の東北部に位置している古里のウランホト市から中国の東南部に位置している南京へ行くだけでも、高速鉄道(中国の新幹線で、時速250キロ位)でも16時間もかかります。また、中国は長い歴史を持つ多民族の国でもあります。南から北へと、東から西へと、地方によって、自然・風土・文化が異なっています。ですから、「中国はだいたい...だ」「中国人はみんな...だ」という考え方は通じないと思います。

かつて、日本人の友人がマーボ豆腐を作ってくれたことがあります。そのマーボ豆腐はどう見ても本物に思われましたが、どう食べても本物に思われなかったです。でも、彼女は「これがマーボ豆腐だよ」と自信満々な顔をしていたのです。考えてみれば、文化の誤解はグルメだけではありません。中華街に行って見たら、半分のものは中国の本物とは違います。なぜかというと、おそらくそれは日本人の中国を見る視点なのです。

グローバル化の今日でも、すべての方々が万里の道を行くチャンスがあるわけでもありません。石川県に来ている私は、石川県民の中国を理解するための窓口になります。これが、私の使命だと思います。

この1年間の国際交流員の機会を通して、日中両国民に本当の日本と本当の中国を知り、お互いの文化が分かり、お互いに多くの友人を作っていただきたいと思います。江蘇省と石川県の草の根交流が活発に続くように、日中友好の架け橋として少しでも役に立てば幸いです。

日本、こんにちは!

ようこそ!中国へ!

 

 

 

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